2026-10-13

2025年5月、いつもの海岸でゴミ拾いをしているときに「NO SHOE HERE」とラベルが貼り付けられた木を拾った。これはかなり良いゴミ。ネジで取り付けられていたらしく穴が3つ開いていたので、その穴に同じようにビスを打って、自分の部屋の机の横に展示した。

おそらくかつてどこかで、靴を脱いでほしい空間の手前に設置されていた木が、海岸に落ちている現在では完全に無意味になった文言とともに能登まで流れ着き(英語だとどこから流れてきたのか推測できなくて残念)、ここで私が発見。この文言にのっとって、展示をしてみることにした。一度無意味になったこの文言を、一旦有用なものにしてみる、無意味な試み




 





 


2026年10月2日~6日 美学校スタジオにて、個展「NO SHOE HERE」


ご来場いただいた皆さま、ゴミやかつてゴミだったものをご購入いただいた皆さま、ありがとうございました

そして、「床を貼りたいんだけど・・・」という適当な相談から、ここまで空間設計を一緒に考えてくれたつーちゃん、大変ありがとうございました


2026-08-25








「NO SHOE HERE」

2026年10月2日(金) - 10月6日(火)
14時 - 20時 *最終日17時まで

35°41'52.9"N 139°45'16.5"E / Bigakko studio, Tokyo
東京都千代田区西神田2丁目4-6 宮川ビル1階

海や町で拾ったゴミ、着なくなった服、錆びた鉄くずなど、要らなくなったものを収集・編集し、販売するファッションプロジェクト・gagu。2018年荒川河川敷でゴミを拾いはじめ、以降様々な場所でゴミを拾い集めています。ゴミを眺めて、好きなものをお選びください。


2026-07-22

いつもの海岸(36°56'41"N 136°45'44"E/Coast of Noto, Ishikawa)にゴミと、展示のための石と砂を拾いに行く。今日はあまり時間がない。気になったゴミをいちいち拾っていたら間に合わなくなってしまうので、必要なものを意識して拾う。





写真を見返して拾わなかったことを後悔したちりとり




海からの帰り、ハテナショップの様子を見に行くことにした。数年前から、いつの日かこのハテナショップの跡を継げたら最高だな~と勝手に妄想している。

海から一本入った道路を海と平行にまっすぐ進むと、ハテナショップの駐車場に「売物件・賃貸可」という不動産屋の看板が立っているのが見えた。地震があってから何度か来たけど、もうずっとやっていなかった。ついに売物件になってしまった。いつかやりたいと思っていたことが急に目の前に迫ってきた。他の誰かに買われてしまったらどうしようと勝手に焦る。まだ営業していた時に3回入店したことがあるだけで、店主のおばあさんとも特に面識はない。店内の商品には値札が付いておらず、コップか何かを買おうと思い会計に持っていったら1000円と言われて、それが自分が予想していた価格よりも高く、でも会計に持っていった手前買わないわけにはいかなかったという思い出がある。


この看板だけでも継ぎたい

2026-07-20

新庄市で吉野さんが開催しているキトキトマルシェに参加するために昨日から山形に来ている。東京から山形駅まで夜行バス。前回は片道3000円くらいだったはずだが、連休中だからか今回は5600円だった。冷静に考えるとどちらにしても安いはずだけどなんとなく損した気持ちになる。

キトキトマルシェが終わり、新庄駅から電車に乗り余目駅に移動、父と合流。翌日、鶴岡に住んでいる祖母に会いに行く。私達が到着した時祖母は茶碗に山盛りの卵かけごはんを食べていた。祖母と父の会話は山形弁で行われるので、英語のリスニングくらいしっかり聞きとらないとなんて言っているのか分からない。




祖母の家(山形県)から新潟県の海岸沿いを経由して、氷見の家(富山県)に帰る。

道中の海岸にゴミ拾いのために立ち寄る。去年キトキトマルシェに参加した時にお客さんに教えてもらっていた山形のゴミが多いという海岸を確認したが、そこは結構上の方で気合を入れないと行けない位置だったので断念。

車を停めて道路から海への階段を降りると、おそらく貝を採っている二人組がいた。私も子供のころ山形に来るたびに海に潜ってサザエを採った記憶がある。さっき道の駅で一個300円のサザエの網焼きを食べたけど、ここのサザエは段違いに美味しい。肝まで食べても臭くなくて磯の旨味が詰まっている味がする。近年は密漁の取り締まりが厳しくなって、叔父が潜って貝を採っていたら、水面に上がると漁協の人がいて怒られたらしい。小さい子供の貝は海に戻すように言われて、大きい貝はいくつか持ち帰らせてくれたらしい。ここにも密漁禁止の看板が立っている。密漁している二人組を通り過ぎて石の多い海岸を歩く。まあまあゴミがある。砂浜じゃないからゴミが綺麗で拾いやすい。父に悪いので制限時間を決めてゴミを拾った。





自然発生のしめ縄?



グーグルマップに保存しておいた位置を後から確認したら、山形じゃなくてもう新潟だった。(38°28'15"N 139°30'13"E/Sasagawa Nagare,Niigata)


2026-06-18

盆栽美術館に行く。庭には山盛りの盆栽が所狭しと置かれていたが、数寄屋造りの建物の中に入ると、展示されているもの多くは盆の上に石を乗せたものだった。展示を手抜きしてるだけかと思ったが、これは水石というものらしい。

あたりまえだけど盆栽はかなりの人工物だった。まだ若くて柔らかい枝に針金を巻き付けて形を固定し、理想の形に育つように操作する。盆栽職人の青年が立派な盆栽の前で「昔はボディを山から採ってきてそこに継枝をして盆栽を作っていたけど、最近はもう山で良い木が採れなくなってしまったからこういう良い盆栽はもう作れない」と話してくれた。この場合のボディというのは、盆栽の幹の部分を指すらしい。

入り口の門をくぐってすぐ右に、職人の作業スペースがあった。園内に展示されているひとつ一億円くらいするらしい盆栽もすごかったけど、この作業場がめちゃくちゃ良い。奥の引き出しが特にスペシャル。欲しい。


2026-05-14

 美学校の事務局から4/30に届いたメールに下記のようにある。

 

【初回授業日】

「全日本 無意味塾」

5月14日(木)19:00〜22:00

 

初回以降は毎月第2、第4木曜日の開催です。

年間スケジュールは添付のPDFをご覧ください。

 

以下、講師から初回の準備についてのご連絡です。

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・無意味塾に入った理由を教えてください。

・田中偉一郎について少しだけは知っておいてください。

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・無意味塾に入った理由
 

無意味塾を見つけたのは本当に偶然だった。

たしか、仕事中に偶然目に留まって、気になって帰りの電車の中で検索して、美学校のホームページに掲載されていた「全日本 無意味塾」開講にあたっての田中偉一郎さんのインタビュー記事を発見。おもしろすぎた。このインタビュー記事はそれから一ヶ月弱、申し込もうかどうしようか迷っている期間に何度も読み直すことになる。

 

無意味塾を見つけた時の私は、まさか自分が本当に無意味塾に申し込むとは思っていなかった。

一ヶ月間、頭の片隅で悩み続けた内容は下記の通り。

 

〈無意味塾に入る理由〉

・かなりおもしろそう

・ファッションを学ぶことから始まった自分の制作の中で、美術も学びたいと思っていた

・検索して出てきた田中偉一郎の作品も好き、この人に学べるのいい

・もし入るなら一期生がいい

・自分の経歴に「全日本無意味塾 修了」とあったらいい

・美学校って赤瀬川源平も関わっていたの!?通うべきかもしれない

 

〈無意味塾に入らない理由〉

・突然の出費としてはかなり高額

・インタビューを何度も読み返したり、田中偉一郎について検索したりしたが、つかみきれない

・オンラインの講座で「作ること」を学べるのか?

 

最終的にわたしの背中を押したのは、本屋で立ち読みしたゲッターズ飯田の本に書いてあった内容だった。

金のカメレオン座2026年4月の運勢

〇チャレンジの月 「気になっていたのに挑戦できずにいる物事に、即挑戦を」

2026-05-09

午後半休をとって美学校の開講式に行く。挨拶を任された他の講座の講師の人が「この1年間は暇でいてください」と言っていた。早々に会は終わってフリータイムになり、オレンジジュースをもらってしばらくうろうろしてみる。美学校スタジオに行ってみることにした。なにかの展示をしているらしい。展示をみて美学校に戻る。皆誰かと話している。知らない人とがんばって少し話してみて、うろうろして、もう帰ることにした。こういう時のコミュニケーションが得意な人なんているのか。

駅から家までの帰り道、「さっそく暇を実行できなかったな・・・」とやや落ち込みながら歩いていたら、道にカードサイズの茶封筒が落ちていた。送別会とかで誰かから誰かに送られた手紙かも、と期待しながら拾い、中を見るとスタバカードが入っていた。ラッキーすぎる!下を向いて歩いていると良いこともある。